【中医学的な証による考察】
証については様々あり、一部の紹介とします。
A 脾虚湿盛
脾の弱りにより利水の機能が低下、体内における湿が相対的に増加。
気機のうっ滞をまねく事で、疼痛などが発生する。
食事や便にも特徴が表れやすく、舌や脈に水滞の様子も確認します。
B 腎虚肝鬱
腎の弱りにより気鬱を発生させ、症状があらわれる。
腎と肝は精血同源であり、腎精の盛虚と同時に血虚症状も考える。
陰分の虚による症状確認が重要と考えます。
C 脾胃湿熱
湿困脾胃の悪化により化熱し、生理物質の疎通を阻害する。
脂っこいものや、大食漢など飲食への嗜好が強い方に多くみられる。
脾胃の虚は”運化作用”に影響が大きく、疼痛や痺れの大きな原因と考えます。
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【現代医療での解析】
□ 解剖生理学による
ほとんどの場合,殿部から下肢後面を膝下まで下行する坐骨神経に沿った痛みや痺れなどを発症する。「坐骨神経痛」は病名と思われがちですが、「頭痛」や「腹痛」といった症状を表す言葉です。原因としては腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、梨状筋症候群、仙腸関節炎など様々あり詳細の特定が重要となってきます。
□ 現代医療下での治療法の一部
① 腰椎椎間板ヘルニア
→椎間板内部にある髄核が外に飛び出して神経にぶつかった状態の除去の為の手術があり ますが、その他にもブロック注射やリハビリ、内服薬などを用いる治療法などがあるようです。
② 腰部脊柱管狭窄症
→間歇跛行(かんけつはこう)が特徴的ですが、脊髄神経の通り道である脊柱管が狭くなっている状態。ヘルニアと同様に保存治療や手術などが選択肢として考えられます。
③ 腰椎すべり症
→「脊柱管狭窄症」と状況は同じですが、腰椎の分離によりズレが生じている状態です。保存療法や手術などの選択肢がありますが、コルセットの着用など腰痛の状態保全の必要がでてきます。若い時に激しい運動をされていた方に多いようです。
④ 梨状筋症候群
→坐骨神経が脊中より出て、下腿への途中にある梨状筋との干渉により症状がでてきます。手術は稀のようで、運動療法などで梨状筋の状態を改善する方法が主として用いられるようです。
⑤ 仙腸関節炎
→強度の高い靱帯で囲まれた仙骨・腸骨の関節の炎症、診断が難しいようです。手術以前に、投薬や運動療法といった選択肢が多いようです。
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【症例】
・C2565-0901(令和7年10月の新患さん)
対応疾患↑
