顔面痙攣(C2565ー0501)

【現代医療での解析】

□ 解剖生理学による

第7脳神経である顔面神経は、脳幹から出て、顔面の筋肉へ分布します。痙攣は、蛇行した脳の血管によって圧迫されることで起こるとされています。神経が血管の拍動により刺激され、顔面がピクピク動くとされています。片側の顔面に起こるのが特徴。

□ 治療法としては、①ボツリヌス毒素療法 と ②手術療法 の2種類などがあるようです。

① ボツリヌス菌が産生する毒素を薄めて薬にし、筋肉を麻痺させる注射です。顔面の筋肉の動きを軽く麻痺させることで、顔面痙攣をおさえるとの事。筋肉の弛緩により顔面神経への圧迫をのがす治療法。

② 顔面神経への圧迫を取り除く手術。神経を圧迫している血管を移動したり、神経と血管の間にクッション材などを入れる術式をとるようです。

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ここより鍼による療治記録を記します。

【療治の経過】

〈一診目〉初診(令和7年6月)
1か月前より左片側の顔面痙攣でお悩み。
病院での診断、残る手立てはボトックス注射であるとの事。
直前も含めて生活状況や身体の変化を確認する。
笑顔でお話しされるも、内在する感情を強く思う。
処置する。

〈二診目〉
目の周辺の痙攣に変化はみられない。
初診後の身体のダルさなど、感想をいただき参考にする。
舌脉などの状況は初診時と変わりなし。
微細な交点反応を手掛かりに療治法の変更は行わず。
処置による変化は初診時の変化と類似。

〈三診目〉
もともとPMS症状もあるが、初診時以降に変化がみられるとの事。
舌に暗みがかるのが、特徴であり施術後の改善を目標にする。
直前においては食の変化もあり、参考にさせていただく。
処置についての方向性は変えず。

〈四診目〉
痙攣について落ち着きがでてくる。
生理前の気分の落込みなど、
周辺症状の変化も大きくなり、舌に特徴的な変化もみられる。
取穴について、効果を感じられる数穴をみる。

〈五診目〉
4診目から本日までにおいては、顔面痙攣はみられず。
食事の傾向など、アドバイスなども実行され、
自身でも改善にむけた努力を申される。
周辺症状も含め、処置する。

〈六診目〉
主訴の安定もみられる。
改善の力強さもみられるが、同時に患者さんの過信も感じられる。

〈七診目〉
天候による身体の変化もみられるとともに、主訴の後退もある。
蔵との照合をもって、処置をおこなう。
舌脈の処置後の変化は力強し。

〈九診目〉
顔面の症状はみられず。
前回の療治からの自力の強さも感じられ、主訴については安心を感じる。
安定が確保できるまで、継続止めず処置する。

〈十診目〉
痙攣の発生はなく、力強い。
生理の問題も感じられず、ご機嫌も良好、笑顔も散見される。
この主訴に付いてはこれをもって完了とし、
未病の観点より、引き続きお身体を診させていただきます。

稲垣の施術に相違ないことを誓約する。

対応疾患

療治録

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