【現代医療での解析】
□ 解剖生理学による
ほとんどの場合,殿部から下肢後面を膝下まで下行する坐骨神経に沿った痛みや痺れなどを発症する。「坐骨神経痛」は病名と思われがちですが、「頭痛」や「腹痛」といった症状を表す言葉です。原因としては腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、梨状筋症候群、仙腸関節炎など様々あり詳細の特定が重要となってきます。
□ 現代医療下での治療法の一部
① 腰椎椎間板ヘルニア
→椎間板内部にある髄核が外に飛び出して神経にぶつかった状態の除去の為の手術があり ますが、その他にもブロック注射やリハビリ、内服薬などを用いる治療法などがあるようです。
② 腰部脊柱管狭窄症
→間歇跛行(かんけつはこう)が特徴的ですが、脊髄神経の通り道である脊柱管が狭くなっている状態。ヘルニアと同様に保存治療や手術などが選択肢として考えられます。
③ 腰椎すべり症
→「脊柱管狭窄症」と状況は同じですが、腰椎の分離によりズレが生じている状態です。保存療法や手術などの選択肢がありますが、コルセットの着用など腰痛の状態保全の必要がでてきます。若い時に激しい運動をされていた方に多いようです。
④ 梨状筋症候群
→坐骨神経が脊中より出て、下腿への途中にある梨状筋との干渉により症状がでてきます。手術は稀のようで、運動療法などで梨状筋の状態を改善する方法が主として用いられるようです。
⑤ 仙腸関節炎
→強度の高い靱帯で囲まれた仙骨・腸骨の関節の炎症、診断が難しいようです。手術以前に、投薬や運動療法といった選択肢が多いようです。
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ここより鍼による療治記録を記します。
施術とともに水分の摂りかたなど、アドバイスもさせて頂きました。
〈1診日〉初診(令和7年10月)
4か月前より発症した臀部より下腿後面の痛みにより歩行が困難。
仕事にも影響が大きく改善を強く望まれていました。
病院でのブロック注射や服薬も効果がなく様々な治療を探ったが効果が無かったとの事。
既往歴なども含めてお身体の不足・過多を考え処置する。
〈2診目〉
初診後に改善はみられたが、痛みの度合いは元に戻ったとの事。
気滞の変化はみられるも、
心血の不足や脾腎の弱りなどは初診より感ずることに変りなく、
方向性変えず処置する。
〈3診目〉
ペインスケール(7/10)となり、痛み軽減の進捗が感じられる。
気滞の改善が顕著、健脾に重きをおき処置する。
〈4診目〉
ペインスケール(4/10)。3診目から本日まで無痛の時もあり、好感をもてる。
腹診と舌の相応性が分かりやすく感じた。
〈5診目〉
ペインスケール(2/10)になり、ご自身でも活動量が増えてきたとの事。
その為に疲れを申され、うれしい悩みを打ち明けられる。
〈6診目〉
ペインスケール(0/10)での生活を楽しまれる。
この主訴は改善されましたが、体質の不安要素もあり、
根治を目指すことで、他の疾患に及ぼさないよう継続して診させていただきます。
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比較的早く改善がなされ、安堵しております。
稲垣の施術に相違ないことを誓約する。
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