「痰飲咳嗽病脉証併治第十二」より考えます。

令和7年の立冬は、11月7日(金)より始まります。
易で言えば「坎卦」に属し、水気が支配する始まりの節気。
という事で、水に関して学んでいきます。
「飲」というのは水の停滞している状態であったりします。
あまり良いイメージを持ちません。
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金匱要略の第十二章「痰飲咳嗽病、脈証併治」より
第一条
問うて曰く、飲に四ありとは何のいいぞや。
師の曰く、痰飲あり、懸飲あり、溢飲あり、支飲あり。
第二条
問うて曰く、四飲何をもって異と為す。
師の曰く、その人もと盛ん、今痩せ、
水、腸間を走り、瀝瀝として声あり、これを痰飲という。
飲後水流れて脇下にあり、咳唾引痛す、これを懸飲という。
飲水流行して四肢に帰し、まさに汗出ずべくして汗出ず、
身体疼重す、これを溢飲という。
咳逆倚息、短氣、臥するを得ず、
その形腫れたるが如し、これを支飲という。
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体内の水が滞ることでの弊害があると論じられており、
「痰飲」「懸飲」「溢飲」「支飲」の症状について記されています。
(詳細の解説は別の機会にて)
滞ることなく、排泄なり、処理できる人にとっては
多めの水分は良いのかもしれませんが、
万人に共通するものではなく、常に個体差を考える必要がありそうです。
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【参考文献】
・「柏木の薬箪笥」著者:藤濟 馨
・「易」著者:本田 濟
【画像】
『金匱要略方論 3巻』
所蔵:京都大学附属図書館
※本文の画像:P53とP54の2つの画像を張り合わせる。
※表紙の画像:P53の画像を一部切り取る。
◇京都大学貴重資料デジタルアーカイブ
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/

