心腎不交の”不済”を考えてみる。

”心”と”腎”の関係に不調が生じてできる症状を考えます。

「心腎不交」の別の言い方をすれば『水火不済』ですが、これは病理。
生理で考えると、『水火既済』が成り立っていることになります。
つまり「心腎相交」。

「済」について理解を深めます。
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【済・濟】(大漢和辭典 巻七巻 P314~317)
🈩 ①ひとしい ⑤はれる
🈔 ①わたる ③すくう ④ます ⑤なる ⑦通る ⑫はれる ⑬すむ

例:【濟火(せいか) 】火事をすくうこと。
  【濟渉(せいせふ)】水をわたる。
  【濟成(せいせい)】なしとげる。
  【濟耗(せいかう)】へりをすくう。
  【濟頼(せいらい)】たより。
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”心”と”腎”の2つの問題、それぞれは『腎に虚・心に実』
虚中挾実証となりますので、
腎虚による症状と、心火による症状がともに存在することになります。

【症状】(一部)
・心煩、不眠、心悸、健忘
・眩暈、耳鳴り
・腰膝酸軟、五心煩熱、口の渇き、咽頭の渇き
・遺精、帯下

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【参考文献】
・『中医弁証学』
・『大漢和辭典』

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